思いやりにあふれる看護師になろう

看護師の象徴、ナイチンゲールは神の声を聞いて看護師になったと言われている。
その昔、人々は神を信仰する中で思いやりや優しさを教えてきた。
ナイチンゲールはその教えを受けて、思いやりと優しさで多くの人を救ってきたのだ。
看護師は、病気や怪我を患い苦しい思いをしている患者のお世話をすることが仕事である。
入院したり通院するということは、それだけでも患者にとっては大きな負担となり、気持ちも落ち込みがちだ。
そんな患者に、思いやりや優しさを持って接することが看護師には求められる。
また、看護師は患者だけでなく多くの人とコミュニケーションを図る必要のある職業でもある。
小さなことで気を荒立てず誰にでも穏やかな気持ちで接することができるだけでなく、細かなことに気がつき、何事にも一生懸命に取り組むことができる強い精神力と高い向上心を持ち合わせていることも大切である。
これらの根底にあるのは、無償の愛と奉仕の精神であり、思いやりや優しさのある人こそ看護師の仕事に向いているといえるのだ。
どんなに大変でも、患者の笑顔のために昼夜問わず働き続ける看護師。
自分や身内が病院へ行ったとき、そんな思いやり優しさにあふれ、笑顔を絶やさない姿に心を打たれて看護師を目指す人もいる。
誰かのために何かしてあげたい、相手の気持ちを考えて喜ばせてあげたいという人は、それだけで看護師として必要な力を持っているといえるのだ。